| +グラース+ |
●●●4・Grasse 2004.12.20●●● 実はここグラースが、このコートダジュール5日間の旅の一番の目的でした。ヨウコは大学1年のときに、卒論のテーマを香水関係にしようと思っていたので、ここ香水の首都と呼ばれるグラースは絶対に訪れたい町でした。しかも、自分のオリジナルの香水が作れると聞いていたので、これは留学中に絶対行かねば、と思ってました。でも匂いの苦手な子には大変らしいので、本当に香水が好きな子としか来れないなぁと思っていました。 でも今回、トモコもぜひとも行きたいと行ってくれたので、早速電話して講習を申し込んだ、という次第であります。
時間を考えて、(フランスは昼休みが長いのです!)先に国際香水博物館(濃いオレンジ色の建物)に行ったのですが、2年くらい閉まってるとのことでした。くぅ〜さすがフランス。
グラースの町をちょっと見た後は、予約してあった14時からの研修のため、ガリマール工場までバスで行きました。
*** 私たちの研修を担当してくれたのは、ちょこっと日本語もしゃべれるキリスティという、人の良いおばさんでした。研修は全部フランス語だったので、翻訳が下手でトモコ、ごめん!って感じでした・・。
2時間の研修なので、結構急ぎ足でした。まず原料の種類について説明を受けて、香りの種類や効果について聞きました。 香水には、トップノート、ミドルノート、ベースコートがあります。トップノートは体につけてから15分くらいで空中に飛んでっちゃうそうです。でミドルノートは1時間から2時間持続するそうです。これが香水の一番目立つ匂いだそうです。最後のベースコートはずっと肌に残る匂いだそうです。
でヨウコが選んだ2つは、キリスティがすぐ喜んで教えてくれたのですが、多くの日本人が選ぶ種類だそうです。うれしいような、悲しいような・・。でもたぶん、日本人の香りの好みって似てるんでしょうね・・。面白かったのが、これには名前が書いてないので私たちはどんな原料かわかってませんでした。でトモコの選んだ2つは、両方とも動物性でスパイシー系で、甘い香りのヨウコとは全く正反対だったのです。ふたりとも全く違った面白いのができそうでわくわくしました。 あとこの間、バニラを入れるか入れないか聞かれました。それによって、バニラの5mlの分、他の液体の分量が変わってくるからです。ヨウコはバニラを入れなくても甘い香りになると思ってたので、これ以上甘くなるのがやだったのでやめました。トモコは入れることにしました。
ひとつ賢くなった後はすぐにまた、ここからここの間から3つミドルノートを選んでね、と言われました。今回のミドルノートは、まさに大変でした。15個くらいの中から選ぶのですが、ただ好きな香りを選んでいいのか悩んだのです。私はすぐに、ハーモニーというものを気にしてしまいます。ただ好きな香りの液体を選んで、それを混ぜて、いい香水ができるのか、と不安になったからです。でもキリスティは大丈夫、と言い張りました。うーん。 悩んでる際、トモコがキリスティに相談してたら、キリスティは、この液体はあなたのベースノートに合わないから、こっちのがいい、とかアドバイスしてて、なるほどーって思いました。 さてヨウコは今回、好きなのが4つあってどうしても一つ減らせない、という状況に陥ってました。そしたらキリスティ、4つ入れてもいいのよ、と言って、紙に書いてある15という数字を10に変えてて、あ、何とでもなるんだ、と思いました。
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*** さて5分休憩後、もう残り時間は半分を切ってました。トップノートを選ぶのですが、いやぁ面白いものです。今までずっとフルーツ系ばかり好んでいた(選ぶときは知らない)のですが、なぜか最後の5mlと思うと、全然違ったものが入れたくなるのです。飽き、でしょうか。で私の選んだものは、今まで入れたこともなかった動物性でした。 *** こうして100mlすべてシリンダーに入れ終わったわけです。ところで私たちは、シリンダーに入れる際、材料の名前を全てカルテに記入していました。残念なのがこれをメモっておけば、世界でひとつの自分の香水の材料がわかるのに、忘れてしまったことです・・ってかコピーとかもらえると思ってました。だから今人に聞かれても、材料がわからないのです。残念! ただ素晴らしいのが、この100mlがなくなっても、カルテが保存されているので、ここに電話すればいつでも自分の香水を調合して送ってくれるのです!
はい、そしていきなり、名前を聞かれました。そう、自分の香水につける名前です。私はエクスにいるときからずっと考えてたんですが、さきほどグラースのとある店で購入したかわいい銀色のチョウチョのオブジェにちなんで、 “Papillon de Noel” にしました。これは、クリスマスのちょうちょ、という意味です。もうすぐクリスマスも近いし、みたいな・・。トモコは21歳になったばかりなのでフランス語で“Vingt et un”にしてました。
左の香水は、研修後ガリマールで、工場価格でなんと100mlを2000円で購入。これはキリスティ一押しの商品。しかも私が今まで買った香水の中で一番好きなの!もぅ最高です。やっぱりブランドじゃないね! そして右側がこの後戻った、先ほどのフラゴナールで購入のBelle de Nuitです。こちらも200mlで5000円で超お得。 実は私は、自分の香水を作ったら他の香水を買うつもりはさらさらなかったのです。でもこの香水の首都、グラースで、たくさんある香水をずっと嗅いでると、やっぱり自分の好みがわかってきて、(しかもさすが工場なので種類も豊富!しかも3分の1の値段だし)一生に一度だし、ってことで、この1日で3つも購入してしまいました。でもほんとに、今までの人生で一番好きな香水たちに出会えて幸せな日となりました! 香水の大好きな方は、ぜひぜひ行ってみてください!ほんっとお勧めです。そう、言い忘れました。研修は、2時間で34ユーロでした、5000円くらい。実際2時間半くらいやっていただけたし。もちろん自分の調合した名前入りの香水はお持ち帰りできます。お得ですよねっ?すごく楽しいし、最高の思い出になると思います。
P.S.実は完成した香水を手渡された時に、数時間は嗅ぐな、と言われました。それは今は鼻が馬鹿だから。でトモコとヨウコは帰るバスの際も、早く嗅ぎたいねーなんて言ってて、ホテル帰って寝る前、どきどきして、ふたを開けたら、ふたりとも・・・なんかさっきまで最高と思った香りが、なんか微妙に思えたのです。しかもお互いのがいいと思える始末。面白いものです。エクスに帰って友達が嗅ぐ度、シャネルにありそう、とか言われ、うれしいもんですが、実際自分はなんだかすっごい好きになれないんです。なぜでしょぉ・・失敗、かしら。涙
コートダジュールの旅のつづきはこちら→5.モナコ・エズ(作成中。お楽しみに!)
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