+2日目+



●●●オルセー美術館で印象派に出会う●●●

 パリ2日目、雨。パリは雨が多いって聞いてたけど、やっぱり雨が降ってると気分も凹む。でも今日はオルセー美術館と決めてたので、ついにずっと行きたかったオルセーに行ける、と考えただけで、心が弾んだ。ユースで知り合った皆は口々に、まずはルーブルでしょ、と言っていたが、印象派好きなヨウコは、ルーブルよりも絶対に先にオルセーが見たかった。たまたまヨウコがオルセーに行こうとしていたら、ユースにいた日本人の男の子も行くと言ったので一緒に行くことになった。

 オルセー美術館到着!

10時半に着いたのだが、あまり混んでなくすんなり入れてびっくりした。

何度も何度も、写真で見た、憧れのオルセー美術館。心臓がドキドキしていた。ここが駅だった、1900年を想像した。

確かに、駅のような建築空間ですね。

ヨウコは、今日は1日オルセーにいてもいい、と思っていたので、最初からゆっくり周った。

マネの「草上の昼食」

モネの「睡蓮」

ルノワールの「Bal au Moulin de la Galette」

ルノワールの「Jeunes Filles au piano」

セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」 

(ヨウコの留学するエクサンプロヴァンスの近くにある山デス)

 ヨウコは途中、悲しくなった。オルセー美術館にある作品は多すぎて、知らない作品が多すぎたのだ。今までに聞いたことのある人の、見たことのある作品を、肉眼で見れることはすごくうれしいのだが、知っている作品を見ることでしか感動を得られなかったからだ。年を重ねることによって、また勉強することによって知識を増やし、絶対にもう1度来たいと思った。

時計の裏から。セーヌ川の向こう、遠くに見えるのが、モンマルトルにあるサクレクール寺院。

男の子と一応、12時に待ち合わせになっていたが、ヨウコはまだ2階を見終わってなかったので、彼は30分も待ってくれていた。で一緒にセーヌ川クルーズに行こうという話になったけど、雨がザーザー降っていたのでやめた。ヨウコは彼に、昨日買ったCar rougeのチケットが二日間有効なのであげ、自分はモンマルトルへ行くことにした。しかしバス探しに一苦労。パリのバスは結構ややこしい。約100個の線があるのだが、それにもかかわらず、目的地まで一本のバスで行くのは不可能に近いのだ。だからといって、乗り換えが簡単にできるわけでもないので、地下鉄とバスを併用するのがいいと思う。

 

●●●コンコルド広場でルイ16世に出会う●●●

 というわけで、雨ザーザーの中、地下鉄とバスを使い、モンマルトルへ。地下鉄の途中、コンコルド広場で降りてみることに。昨日バスで通り過ぎるだけだったので、一度その地を踏みたかったからだ。

 エジプトから送られたオベリスクを中心になるこの広場では、革命時にルイ16世、マリーアントワネットをはじめ1000人以上もの人が処刑された。今のこの景色からは、その様子が全く想像できない。降りしきる雨の中でヨウコは、物思いにふけった。

 

●●●モンマルトルでアメリとムーランルージュに出会う●●●

モンマルトル界隈到着。まだ雨はつづく。ヨウコは自分がどこに向かっていいか、まったくわからなかった。とりあえず、人通りの多い道を選んで歩いてみる。

すると、超急な階段とケーブルカーのある場所にたどり着く。どうやら上には何かありそうだ。ヨウコはお金を払ってケーブルカーに乗ろうか考えたけど、よく考えたら5日間地下鉄バス乗り放題のチケットを買ったのだった。きっとケーブルカーも行けるだろう、と思い、いちかばちか改札に通してみたらオッケー。ちょっとうれしかった!

満員のケーブルカーを降りると、なんと、カラっと晴れていた!今までの雨がウソのようだった。そこから見渡すパリの景色は最高だった。サクレクール寺院はものすごくデカかった!

モンマルトルの丘に立つこの真っ白な教会は、高さが83mもあるので、パリのどこからでも見ることが出来ます。サクレ・クールとは、聖なる心という意味です。

中でお祈りする。

上をのぞかせてもらう。

 

 3時。お昼をまだ食べてなく、お腹が空いていたので、どこか店を探す。

ひとりでどこか店に入るのはすごーく勇気がいるので、すごーく悩んでクレープがいっぱい積んである雰囲気よさげな店に入ってみる。メニュー読むの大変だったけど、無難な、アップルジャムのクレープと、ココアを頼んでみる。

 ヨウコがモンマルトル界隈の地図を見ていると、横でクレープを焼いているお兄さんが、さっきまで犬を連れた客と話してたのに、何やらヨウコに話しかけている。容赦ないスピードのフランス語だったが、なんとか頑張って話を聞いた。すると、まぁ夜を誘っていた。びっくりした。相手にしてなかったら、クレープを運んできたお姉ちゃんが、こっそり紙をくれた。開けてみると何やら殴り書きしてある番号が・・・。なんかアメリの気分だった。 お兄さんは、また口説き始め、かなりしつこかったので急いで店を出た。でもそのお兄さん、実はその店のオーナーで、しかもつい最近までどっかの日本のテレビ局で働いている女子アナと3年も付き合ってたんだって。名前言われたけど、わかんなかった・・。

モンマルトルは、石階段の多い、かわいらしい街だった。こんなところを歩ける自分を幸せに思った。

アメリの舞台となったカフェ、「レ・ドゥ・ムーラン」。

 

今日オルセーで見た、ルノワールが描いた「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」のダンスホールがある場所。

ゴッホが住んでた家。

フレンチカンカン発祥の地、ムーランルージュ。

 ムーランルージュの前のブランシュ広場にはたくさんの人がいた。みんなこのムーランルージュをバチバチ写真撮っていた。4時。昨日と同じくちょっと疲れていたけど、まだどこか行けると思い、地図を広げるヨウコ。

今日は早くユースに帰りたかったので、あまり時間のかからなさそうな、ベルシーをチョイス。近くにリヨン駅もあるので、昨日のリベンジ、切符も買えて一石二鳥だと思ったからだ。

 

 ●●●ベルシーで近代建築たちに出会う●●●

 パリの北に位置するモンマルトルから、南東の果てにあるベルシーへは少々遠いような気もしたが、パリの地下鉄に乗っていると、すぐに乗り換え、乗り換え、であっという間だった。

ベルシー地区は、かつてはぶどう畑ばかりで、パリの田舎というイメージがあったが、シラク大統領がパリ市長時代に、大改革を起こしました。ヨウコは、ミッテラン大統領のパリ大改革を勉強したときに、これらの建物たちのことを知ったのです。だからどうしても、肉眼で見てみたかったのです。

多目的総合体育館。そういえば、卓球の愛ちゃんがここで試合をしてたなぁ・・。

壁に芝生が生えてて、面白い建物ですよね。

セーヌ川の向こうには、国立図書館が見える。これ、わかりますか?上から見ると、四つの本が開いて向かい合っているんです。傑作じゃないですか?

反対側には、全長数百メートルもの長細い大蔵省。

前から見るとこんな感じ。 ・・なんかフランスって自由で楽しくっていいですね。

リヨン駅では、carte12-25(1年間電車が半額や25%OFFになるお得なカード)とエクサンプロヴァンスまでの切符を購入。昨日のリベンジ達成!

 ユースに帰ると、そこで知り合った子にネットカフェに連れていってもらえることに!しかし、キーボードの配置が違うのに焦る。Aのあるべきところに、Qがあったり他にもいろいろ違って、超打ちにくいのっ!!改めて自分には固定観念が植え付けられていることに気づいた。

そしてユースに帰ると、仲良くなった日本人たちとご飯を食べに行くことに。夜は皆で夜更けまで語り明かした。楽しかった。フランス2日目で、もうこんなに友達ができたことに感謝していた。

 

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