++ 5 Hours' HongKong ++


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●●まえがき●●

 高校3年で1年間留学しているヨウコは、2001年11月14日、大学受験のため、日本に一時帰国することになった。

 オーストラリアで安い往復券を購入したヨウコは、行きか帰りかどちらかに香港を経由しなければならなかった。旅行会社に“must”という表現をされたけど、ヨウコは、“安いだけでなく、香港にも寄ることができるなんて、何てお得なの!”と内心喜んでいた。大学受験を控えているので、行き(メルボルンから名古屋)の便で香港に寄る気にはなれず、帰りを希望した。

 そして日本での2週間の滞在を終え、名古屋空港を12月1日午前10時の便で発ち、香港へと向かった。

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初めてのCathay Pacific。AirCanadaとQantasしか乗ったことのないヨウコにとって、それは新鮮だった。各座席に小型テレビなんかが装着されてて、しかも数多くある映画を自分で選べちゃったりなんかもして、ちょっぴりうれしかった。

そんな1時間半の短い旅を経て、飛行機が雲から出たとき、周りから“わぁっ”という歓声があがった。飛行機から見る香港は、山と海以外のあらゆるところに、高層ビルが見事なばかりずらりと立ち並んでいたからだ。(飛行機ではカメラを取り出せなかったので、これは地上からの写真です。ごめんあそばせ。)

香港到着。

(本来ならば、夜19時発の飛行機までの5時間という待ち時間を空港で過ごすべきなのだろうが、好奇心旺盛のヨウコがそんなことできるはずなかった。どこでもいいから、香港という街を見に行きたかった。)

そこで空港にあったパンフを手に取り、どこへ行こうか考えた。

時間は限られている。地図を見ると中国語が主で、英語もちらほら見られるけど、よくわからない・・・。香港の中心街までは遠そうだ。電車にも乗らなければならない。でも行ってみたい、香港の街並みをせっかくなら見に行きたい。いろんなキモチが駆けめぐる。

しかし通貨がわからない。一応香港ドルに変えてみたものの、その街まで行く電車の運賃がわからないのだ。

香港の地図

そこでインフォメーションセンターのお兄さんに聞いてみた。いきなり中国語で話されてびっくりしたが、私が英語で話したらとっさに言葉を変えてくれた。やはり同じアジア系だと国の区別がつかないものなのだろうか。

私はお兄さんに、中心街まではどのくらい時間がかかるのか聞いてみた。するとお兄さん、“中心街までは電車で20分くらいかかるから、空港のすぐ南にある世界最大の大仏を見に行くといいよ。”と教えてくれた。

“えー!世界一大きな大仏!?それは見に行かなくちゃ。” 「世界一」という言葉に圧倒されたヨウコは、中心街へ行くという計画を諦め、大仏を見に行くことにした。

 

“まず、空港から出ているS1というバスに乗って、トンチョン駅まで行ってね。そこからランタオ島行きの23番バスに乗り換えるんだよ。”とお兄さんが教えてくれた。私はただただ、飛行機の時間が心配で、そこまでどのくらいかかるか聞いてみると、

“んーバスで45分かな・・・。でも飛行機発まで5時間もあるなら充分充分。”と言ってくれた。

“・・・え?行くまで45分もかかるの?それなら中心街までの方が近いんじゃ??”とひそかに思ったが、せっかくだから大仏を見に行くことにした。

バスはすぐに来た。

ところが、いくら払えばいいのかわからない。列の後ろにいた女性に聞いてみたが、その女性、英語があまりできないらしく、うまく言いたい事を伝えることが出来ない。すると後ろがつかえてるせいか、小銭を持っていないヨウコの分まで払ってくれた。

バスの中は満員で、先程の女性といっしょに座った。不安でいっぱいのヨウコだったが、彼女がいろいろ話してくれたので、少し気が楽になった。

トンチョン駅

トンチョン駅に着くと、彼女はヨウコを両替所に連れて行ってくれた。ヨウコは先程借りたバス運賃をお返しし、深くお礼を言ってお別れした。

“23番バスはどこだろう?” バス乗り場を探しながら、きれいなランタオ駅街を眺める。

23番のバス停に着くと、ツアー客だろうか、50人以上もの人が並んでいた。5分くらい待っていたらバスが来た。ヨウコの番になり、乗ろうとしてお金を出すと、

“おつりは一切ないよ。小銭がないならどこか周りの店に行って両替してきなっ!”と運転手に怒鳴られた。

怒鳴らなくてもいいのに・・・と渋々列を抜けて、近くにあったセブンイレブンに走った。何か買わなきゃと思い、のどが渇いていたので飲料水コーナーへ行くと「QOO」を見つけた。自然に微笑みが出てくぅを購入。

よし。小銭が手に入った。

バス停に戻ると、やはり先程のバスはいなかった。並んで待っていると、いきなり中国語で当たり前のように話し掛けられた。“I'm sorry, I can't speak Chinese.”というと、“ふん、なんだよぅ、話せネ−のか。”とばかりに、男性はその場を立ち去ってしまった。なにか気分が悪い中、10分後くらいにバスが来た。

バスはとても細い道をくねくね曲がって進んで行った。一方通行なため、何度も対抗車に道を譲っていた。

家々を通り越し、

町を抜け、

山を越え、

海を通り過ぎ、

牛までにも遭遇し、

 

50分くらいかかってやっと到着した。こんなに遠いとは思わなかったぁ・・・。バスを降りて、大仏はどこかしら?と周りを見渡すと・・・

見えますか?分かりますか?てっぺんに見えるのが大仏です。

えーーーーー!?!?あそこ?

でっかーいっっっ!!! ・・・

あぁ、登るのね、あの階段を、ふぅ。   と我に返り、ヨウコは登り始める。

なにかかわいらしいもの発見。

はぁはぁ。息切れ。オーストラリアでたんまり蓄えた脂肪が重たい。(笑)

あと上までどのくらいなのぉ?

頂上到着。

わぁお!あなたでかいのね〜!!(たばこがなくてすみません)

ズーム!

(ちなみに先程インフォセンターのお兄さんが、これは世界最大の大仏、と言っていたけど、

パンフレットに詳しく、

“世界最大のブロンズ製屋外座仏である天壇大仏は、ランタオ島の壮大な三景が見渡せるゴンピン丘陵の頂上に鎮座しています。” と書かれています。

下を眺めてみた。

後ろに回ってみた。

大仏の後ろはこんな感じ。

ステキな雰囲気をかもし出している3人の女像たち。

大仏の周りをぐるりと一周したヨウコは、早速階段を降りる。

なんせ時間がないんですっ(汗)!

バスに乗ろうとしたら、$HK16、ぴったり小銭がないのに気づく。ひぃぃっ!わかっていながらも、一応近くにいたバスの運転手に両替してもらえるか聞いてみた。

“両替!?そんなもんしないよっ!どっか行って替えてきなっ!”とやっぱりきつく言われ、しゅんとなるヨウコ。近くにあった店に行って両替を頼むと、やはり何か買えという。

そこで、こんなかわいらしいおまもりを見つけ、なんとか両替成功。ふぅ

そして、バスに乗り、

トンチョン駅を経て、空港に無事到着した。(実はかなりボーディング寸前。最終コールもいいとこ)

19時、ヨウコはメルボルン行きの飛行機に乗り、5時間という短い滞在をした香港を後にした。

 

本当にあっという間の初チャイナ、香港滞在だったが、いい経験ができてよかったと思う。

(もう絶対に、5時間あるからって、空港は出ない!!!ってかよい子は絶対にまねしないでください。)

(おわり)

2001年12月29日 ヨウコ