+上海旅行+
 


●●●あらすじ●●●

 ヨウコは運命の人に出会いました。彼は中国人で、日本で留学生してます。1年に1回上海の実家に帰るということで、ヨウコもダーについてっちゃいました。ヨウコはバイトとか予定があったので、ダーは先に行きました。ヨウコは一週間後に行きました。

2004.Feb-Mar

星期天 星期一 星期ニ 星期三 星期四 星期五 星期六
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上海空港

 

淮海路

豫園

外灘

南京路

 

植物園

 

食事会

朱家角 静安寺と

南京西路

 

食事会

29
徐家江

 

友人宅

 

 

上海雑技とハーゲンダッツ

人民広場

新天地

 

火鍋

杭州へ

 

西湖

洞穴

 

 

神龍川  

 

JAZZBAR

       

 

動物園

徐家江

 

 

買い物

 

 

 

別れ

 

 

●その他●

小ろんぽー

朝食

 

バス

タクシー

洗濯物

ホテルに電話

 

 

+上海空港+

 Flightは長かった。ダーに会うのが楽しみだからか、短いと期待していたからか、すごく辛かった。おまけに名古屋から2時間半で着くはずが、3時間以上もかかったのだ。ヨウコは今まで8時間以上のフライトしか経験したことないから、今回のは短いぞぉyay、と楽しみにしていたのが悪かった。これからは短いと思わないようにしよう、と心に決めた。

 飛行機から降りると外だった。かなりビビった。一瞬海に不時着したのかと思ったくらいだった。だって今までの飛行機は全部、あのボヨヨーーンとした長い道が接続されてたから。しかも席が隣だった中国人留学生2人がウルさいので、その外で後ろにいるあっきいを待つことにした。あっきぃは同じ大学の同じ部活の同じバンドの友達です。彼女は友達2人と4日間上海ツアーに来たのでした。偶然飛行機が一緒でちょっと心強かった。ヨウコは3人とシャトルバスに乗り込む。ところがそのバス、飛行場をぐるぐる×2回ってるの!ダーをもう1時間を待たせてると、ヨウコはだんだんイライラに・・・。さっき通り過ぎたゲートで停まり、やっと皆、入国審査へ辿り着く。

 そこでツアー団体集合のため足止めをくらったあっきぃとは、Tel番交換して別れた。人混みの手荷物受取所、長蛇の列の税関と、数々の難問を突破したヨウコは、ようやくダーとの1週間ぶりの再会を果たした。

 

+淮海路(ふぁい・はい・るー)+

 淮海路は戦前フランスの租界地だったため、今も洋風な建物や並木道が残っているおしゃれなストリート。高級なブティックがたくさんあって、大きなデパートも多い。私の一番好きな街である。このストリートは端から端まで歩くと1時間以上かかってしまいます。

 ダーが一番最初にヨウコを連れていったのは、一番端っこにある広場みたいな所だった。そこはブランド品(もち偽物)を扱う店がたっくさーーん並ぶ、人がうじゃうじゃ溢れてるにぎやかな蚤の市だった。そこではなぜか、日本語で「カバンカバン」「トケイアルヨ」などと口走るお兄ちゃんたちに、しつこく付け回された。お兄ちゃんたちはとことん目の前でアピールしてついて来るので、ヨウコは笑いが止まらなかった。ダーが「不用て言って」とささやいたので、「ブーヨン」とヨウコが言うと、たちまちお兄ちゃんたちは他のターゲットを探しに行った。おもしろい。いらないと言えば、みるみる姿を消すのです。

 そんな彼らを横目に、ちょっと興味の湧いたヨウコは、とある店で値段を聞く。驚いた。日本で15万円するヴィトンのバッグが3000円と言うのだ。縫い目の柄もズレてないし、ホントそっくりで思わず欲しくなった。ロレックスの時計もいきなりペンチでこすられたけど、ガラスに傷一つなかった。さすが四千年の歴史を持つだけある。恐るべし中国人。

 

 その後、「なんとか大王」というファーストフード店でダーはおすすめの豆腐ジュースを買ってきてくれた。まずかった(笑)。中国の食べ物はヨウコに合わないものが多くてホントめげる。

 このストリートではトイレを探すのに一苦労。吉野家を見つけて入ると、店内はめちゃめちゃ大きくてしかもおしゃれで驚いた。トイレはやっぱり混んでいた。15分くらい待った。その間置いてあったメニューを見る。

 吉野家進出をめでたく思った後、今日の目的地である豫園までバスに乗ることに。

 
+豫園(ゆー・ゆぇん)+

 バスを降りてちょっと歩いてみる。観光1日目のヨウコ、なんかチャイナっぽいとパチリ。

 豫園エリア到着ぅぅぅ。

  まず豫園商場を歩く。ここは19世紀半ばから上海人の生活を100年以上も支えてきた大きなマーケット。デパートやレストラン、おみやげやさんなどなどが立ち並ぶ。赤と金を主調とした、中国らしい雰囲気満点だった。

ランチに食べた小ろんぽーがめちゃめちゃおいしかった。
→上手な小ろんぽーの食べ方 参照

 さて、食事を済ませて豫園の中へ。豫園は、明時代の私庭園です。いかにも中国って感じの建物がいっぱいでした。

 私的には庭園が気に入りました。ただ座って眺めているだけで落ち着くんです。鯉がね、気持ちよさそうに泳いでるの。

豫園の外の九曲橋です。

 広場の出店に人がたかっているのを見つけた。なんとも自分の名前で詩を作ってくれるそうだ。欧米人の客がたくさんいた。話を聞くと値段が高い。ダーはいいやと断って、私たちは他の店を回ることにした。だけど帰り際、詩作りのお兄ちゃんが私たちを覚えていてhey heyと声をかけた。値段を安く言ってきたので、ダーも負けずにねぎった。すると半額以下、たぶん900円くらいにしてくれたので、お願いすることに。そしてよくしゃべるお兄ちゃんは、ダーとヨウコの名前で詩を作ってくれました☆

 よくしゃべる、そしてものすごく人がいいお兄ちゃんは、帰りのバス停まで私たちを送ってくれました。こんなに感じのいい人に会えて、なんかすごくうれしい気分になっちゃってました。

 ここは上海商場の出口(入り口)。ここから手前はずらーっとおみやげやさんで溢れてます。後ろにマンション見えますよね?上海ってこういう高層ビルがいっぱいなんですよ。何もないところに、こんなのがどかーんどかーーんって立ってるって感じ。

 
+小ろんぽー+

≪ここでちょいと上手な小ろんぽーの食べ方講座 byダー≫

 たいていの人(ヨウコも含む)は、早く食べたいがためにそのままかじりつき、ちょっと穴が開いただけで中のあつーい黄色い油が飛び散ることになる。たいていの人(ヨウコも含む)は、かなりの熱さと、服につくため、キャーと叫ばなければいけないことになる。

そこで、

@とがってるほうを下にする。 △→▽

※油が下にたまるのです。

A歯でほんのちょっとだけ穴を開けます。

B油をゆっくり吸います。※おいすぃーので味わって!

C後は、ガブっと一口で食べてもよし、

ちょっとずつ上品に食べてもよし、

ご自由に召し上がってください。

以上。

 上海の小ろんぽーはホントおいしい。言葉も出なくなる。油をこぼさずに上手に食べられるのが、真の上海人かどうか見分けるコツだと思った。ヨウコも練習して(いっぱい食べて)、上手に食べれるようになりたい。

 

 
+外灘(わぃ・たん)+

 バンドと呼ばれるここ外灘は、上海の港として発展したエリアで、黄浦江に沿っている。欧風の建物が並び立ち、川沿いの遊歩道からはなんともおしゃれに見える。

 川の向こうの浦東は、空港もある高層ビルばっかりの商業エリア。ショッピング街もあるそうだが、ダーはあまり楽しくないからと連れていってくれなかった。ヨウコ的にはちょっぴり気になったのだけど。

 こうした両側にステキな夜景を見ながらのんびり歩くのは、すごくロマンチックだった。人が多かったのが玉にキズかな・・。

 
+南京路(なん・ちん・るー)+

 外灘の後はすぐ近くにある南京路を歩いた。きれいだった。

 ピザハットは入り口から高級レストランめいてて、入りにくかった。上海に滞在して気づいたことは、ピザハットだけでなく吉野家やハーゲンダッツまで、超おしゃれなの。なぜー??

 

 
+植物園+

ダーの家の近くに、上海植物園がある。

 面積が80ヘクタールもあるここには、約3000種もの植物が集まっている。温室、薔薇園、牡丹園や盆景園など、様々な風景区に分かれている。ダーの父は毎週ここに来ているそう。

運が良いことに、私の滞在時は、梅が咲き誇っている最中だった。

 この広い植物園は、決して混んでいるというわけではなかったが、そこでは様々な人が読書をしたり、スケッチをしたり、また昼寝をしたりなど、気持ちよいヒトトキを送っていた。ダーと私も、その心地よさに幸せを感じていた。

売店でヨウコがオーストラリアで大好きだったマグナムのアイスを発見、ちょっと感動。私よく思うんだけど、中国って日本より欧米に近いよね、いろんなことにおいてそう思います。

 
+朱家角(つー・じゃー・じゃお)+

 今日はちょっと遠出だ。上海周辺には周荘など数多くの水郷古鎮があるが、わたしたちはダー両親が勧めてくれた朱家角を訪ねることにした。

朱家角(ツージャージャオ)・上海語でツカコ、は上海の西、バスで約1時間くらいのところにある。16世紀に造られた石橋「放生橋」で有名だ。橋の付近には洗面器に魚を放さないかと商売するおばちゃんたちでごった返していた。私が日本人だとわかるとすぐに、「おねえちゃん、さかなさかな」と寄ってきた。先日ダーに教わった「不用(ブーヨン)」と返したらまたすぐに消えた、いやぁ面白い!

昼ご飯は川岸のレストランで食べた。ふたりでタラフク食べても計600円の安さ。

 明時代の町並みもまだ残っている。

そんな素敵な町並みは、舟に乗って運河から眺めるのが一番だ。私たちは舟に乗りたかったが、2人でも6人でも同じ値段なので、他の客を探した。たまたま観光客のおじちゃん2人も誰か探してたので、4人で乗ることに。

遊覧は朱家角を1周するものだった。すごく気持ちよかった。憧れだったヴェニスのゴンドラを味わってるかのような気分だった。

100年前からある薬局。今もここで薬を買うことができるそうです。

「地球の歩き方」に載っててすっごく食べたかった“豚の角煮がたっぷり入ったチマキ”を発見。めちゃめちゃおいしかった。今でもあの味は忘れられない。

帰りにいろいろおみやげを買った。中でも「藍印花布」のチャイナドレス(白地に紺で刺繍)はお気に入り。

 
+静安寺+

 お寺に行った。ヨウコはびっくりした。実にたくさんの人々が熱心にお祈りしていたからだ。

ここは、1700年以上の歴史を誇る古刹寺院だそうだ。1700年前って行ったら、中国では、三国時代。おやまぁ。かなり古いじゃない。

 静安寺の近くには小さなショッピングモールもあった。そこでちょっとお買い物。また近くにヨウコの大好きなクレープ屋の出店があった。ダーもヨウコが日本でクレープの存在を教えてあげてから大好きになったので、ふたりは迷わず購入。味はまぁそこそこだったが、上海でクレープが食べれるなんて♪

 あとダーの大好物の、「カオヤンチュアンロウ」っていう、なんか牛肉とか羊肉の焼き鳥バージョンみたいなのをまた買って食べた。これ、香辛料かけすぎで、どこの店で食べても辛いの!ダーが教えてくれたんだけど、これを売ってるのは、ウイグル族の人たちなんだって。

 その後、南京西路を歩いた。ここは有名ブランドばかりが集まる超高級繁華街。これまで見てきた街並みと、全く違うのに驚くヨウコ。歩いてても楽しかった。

 
+徐家江(しゅー・じゃー・ふぃ)+

 ここはダーの育った街。ダーの家から一番近い街だ。

 この丸いミラーボールを中心に、数多くのデパートが並んでいる。ヨウコが特に気にいったのはこの最上階にあるブラジル式BBQレストランだ。

 こうやって店員さんが持ってきてくれる料理はどれもおいしかった。また行きたい。

 
+上海雑技とハーゲンダッツ+

 夜、雑技を見に行った。場所は、「ポートマン・リッツカールトン」ホテルの中。

 この上海雑技は、1951年に結成された中国でもっとも有名なサーカス団だ。ダーの父は、私とダーに最前列の席を用意してくれた。

  様々な高度な技にヨウコはもう唖然。途中ハラハラするところもあったが、見事に大成功。すごーく厳しい練習にも耐えてきたんだな、などと考えたり。それでも満面の笑みを浮かべて頑張る雑技団の人々に感心せずにはいられない。

帰りにホテルの脇にあるハーゲンダッツに入った。超高級レストランだった。風邪引きのヨウコにとって、久々のハーゲンダッツはよい薬だった。

 
+火鍋+

 ダーのいとことその彼女と4人で火鍋を食べに行ったのだが、ヨウコはそのお店の迫力に最初から最後まで圧倒されてしまった。

 まず店に入る前。真っ赤なドレスを来た女の子たちが、大きな声をあわせて「フアン イン クアン リン」と客を歓迎するのだ。その集団的な行動に、戦後の日本か、それとも共産主義的中国か、理解できない何かを見た。

そして店に入ってすぐ。強烈なにおいが鼻に飛び込んてきた。そしてにぎやかな声。それから今まで見たこともない光景。嗅覚、聴覚、そして視覚、と次々にヨウコにカルチャーショックの恐怖が襲う。

 そんな恐怖におののくヨウコとは裏腹に、ダーいとこ、その彼女はすたすた席を取ってくれた。ダーはさすがにそんなヨウコに気づいているようだった。残るは味覚と触覚だが、その後ヨウコの5覚全てもが、拒否してしまうことになる。

私は、いかに私が中国を嫌いかを書くつもりは毛頭ない。だけど、さすがにこの店には参った。降参だった。

 ヨウコは生まれて今まで20年間、様々な人に会い、様々な国に行き、様々な文化を見てきたつもりだ。でも、あまり好きではなかった国、中国、をすんなり受け入れることは、やはりそう簡単なことではなかった。国際人になる要素に、寛大な心を持つことが挙げられるだろう。何でも、ありがままを受け入れることだ。ヨウコにはそれが欠けている。

わかってる。ニガテな国を好きにならなきゃいけないんだって。大好きなダーの生まれた国だから。ちょっとずつ、ちょっとずつでいいから、中国のいいところを見つけ、だんだん好きになっていけるようにヨウコは努力したい。

 
+杭州・西湖+

 ダーの両親と、杭州へ3泊4日の旅行をすることになった。杭州は、上海から列車で4時間ほど南へ行ったところにある。

 列車の中でダーママは、杭州は自分達の新婚旅行先だと語ってくれたv そんなロマンティックなところに行けるなんてっvv

 杭州と言えば、“西湖”。この湖の周りには『西湖十景』と呼ばれる10個の名所が集まっている。ダー両親は、その一つひとつに連れていってくれた。

 

 
+神龍川+

 杭州で泊まっていた宿の人が連れて行ってくれたのがここ。わたしたち4人は、1日山で過ごした。上海では決して味わえない大自然がそこにはあった。

滝で一休み。

3時間くらい歩いた末、頂上到着。

 

 
+JAZZBAR+

 上海では2つのジャズバーに行った。ジャズ好きなダーとヨウコは、別世界を楽しんだ。日本だといつも高くてそう行けないが、上海のは安いので行けてうれしかった。ダー曰く上海のジャズは日本に比べるとレベルが低いそうだ。だけど素敵なヒトトキを過ごすのに、ダーとヨウコは、この二つのライブで十分だった。

トランペットのいないバンドだと思ってたのに、途中乱入してきてくれ、ヨウコは大満足。

 
+動物園+

1日過ごせるくらいでっかーい動物園。いやぁでかいったって限りがあると思ったけど、ここはほんとーにでかかった。ここには500種類、4000もの動物がいました。ジャイアントパンダや、トラ、ワニなどが有名だそーです。

買い物にも行かなきゃいけなかったので、あまり長居できなかったのが残念。でもいろんな動物見れて満足。

 動物園の外で、歩く焼き芋やさんに出くわした。焼き芋好きなヨウコは思わず走る。日本では出張焼き芋は、安くてもせいぜい500円はする。だけどこのおじちゃんは10円だと言った。10円って!こんなにでっかい焼き芋、しかも甘くておいしいのを、10円で食べれる中国も捨てたもんじゃないと思った。

●●●その他●●●

+朝食+

 ダーの家庭(中国人と総称していいのかわからないので)では朝食に饅頭(マントウ)を食べる。いわゆる肉まんあんまんの類である。

 ヨウコは滞在中、実に様々な「まん」を食べさせてもらった。どれも超おいしかった。中身は豚肉がごっそり入ったのだったり、野菜だったり、言葉で表現できない変わったのだったり(笑)。ヨウコの大好きな麻球(胡麻団子)もいただいた。本場中国の胡麻団子はとても大きくて食べがいがあった。

 ベランダで食べた朝食も忘れられない。朝起きると、今日は天気がいいからベランダで食べよう、とダー父がわざわざ運んできてくれたのだ。その日はワンタン系がいっぱいで、これも中身は様々だった。スープも抜群においしくて幸せだった。中でも胡麻白玉はヨウコのお気に入り。白玉の中に黒い胡麻とあんこが入っているのだが、甘さもちょうど良く、大好きな一品だった。

 パンも食べた。ひとつ忘れられないパンがある。杭州に発つ日の朝食に、皆で食べた「肉松面包」というもので、最初はびっくりする食感だったが、また食べたくなる味なのだ。それはひらぺったいパン生地の上に、豚肉をすりつぶした粉がまぶしてあって、他にはなんだかわからないものが混ざってた。(説明するとまずそうですね・・汗)でもそれは、今までに食べたことないほんとに変わったパンで、発明した人に感謝したくなるパンなのです。

あァ、上海の朝食、万歳。

 

 
+バス+ 

 ダーの家から街に出るときはいつもパリャンスー(824)に乗る。これすごいうれしかった、だってヨウコの誕生日と同じなの。毎日毎日どこへ行くにもパリャンスー。思い出のパリャンスー。

 上海のバスは2元〜3元。乗ると、腰に黒いバッグを下げたおばちゃんが運賃を回収にやって来る。たいていは2元、ちょっと遠い所へは3元。不思議に思ったのが、皆の降りるところをおばちゃんがちゃんと把握してるのか、ということ。ところがある日、一人のおじさんと回収おばちゃんの口ゲンカを目撃。それは、おじさんが2元区間を乗り越したためだった。超長い討論(ケンカ?)の末、おじさんはしぶしぶ1元渡していた。だけど考えてみると1元=15円。中国の金事情は厳しい。

 面白いのが、回収おばちゃんが、客のバッグやポケットの上からピッてカードを読み取っていたこと。それは1枚100元の交通カードなのだが、客もめんどくさがらずにカードを出せばいいのに、とちょっと思った。

 あと、バスはたいてい混んでいるのだが、立っている人が多すぎておばちゃんが回収に来れない時がある。そうすると、乗客達が皆バケツリレーで運賃を渡すのだ。するとまたバケツリレーでチケットが返ってくる。中国人の無言のこの協力が面白かった。

 
+タクシー+

  はっきり言って、ヨウコは人生の中で、タクシーには数えるほどしか乗ったことがなかった。だからこの上海滞在でタクシーに何十回も乗ることは、ちょっぴりリッチな気分を味わえると思っていた。しかし上海のタクシーは悪夢だった。

 何が悪いかって言ったらそりゃあもう。運転?マナー?なにもかも、全部です。

まず、運転が超荒い!タクシー乗るたびに気持ち悪くなってました。

マナー面では、とりあえず嫌なのが、クラクションを皆が鳴らしまくることです。街中から、ピーピー聞こえます。耳が痛くなります。なんで、皆相手に譲る気持ちがないのかしら?って思いました。3車線も平気でジグザグしてどんどん抜かしていくし、ちょっとでも邪魔だとすぐにクラクション。あれはもう、すごいカルチャーショックでした。

あと最悪だったのが、雨の日!雨の日の上海では、タクシーはまずつかまりません!!私はダーと1時間くらい濡れながらタクシーを捜しさまよったことがあります。これは難点。

 でもこんなこと言っても、自家用車を持たない一般市民にとっての交通手段は、バスや電車もあるけど、ほとんどがタクシー。現実を受け入れよう。でもヨウコ、もう一人で乗れちゃうほどたくさん乗れたんだよ。

 
+ホテルに電話+

 滞在中落ち合おうと、空港でテル番を交換したあっきぃに連絡を取るため、ホテルに電話したヨウコ。―――大泣きするハメになる。

 ダーに頼まず自分で頑張ってかけてみようと思ったヨウコ。ドキドキしながら英語で、「そちらで宿泊中のあっきぃさんお願いできますか?」と言ったら、「あっ・・・・・」ガチャッ

すぐ切られたのだ!今起きていることが信じられなかった。

 あって何よ、あっ・・・・・て!いくら言葉がわからなくても他の人に代わるとかできるでしょ!もし他に人がいなくても、世界共通語で一言謝ることもできるでしょ!?切らなくてもいいじゃない!

 ショックだった。でもめげずにもう一度頑張ってみることにした。ところが今度は電話に出てくれないのだ。

 半分泣きべそなヨウコは、ダーに代わってもらった。流暢な上海語をしゃべるダー。ところがそのホテルでの宿泊名は個人名ではなく、団体名とのこと。そんなの聞いてない〜!!しかも日本人団体客は他にもたくさんいるとのこと。結局日本人3人が滞在してる部屋につながれて、ヨウコがしゃべることになったのだが、やっぱり人違い。迷惑甚だしい。

 こうして、あっきぃと一緒にジャズバーに行くことはできなくなってしまった。残念だし、ごめんね、あっきぃ。でもヨウコはがんばったのよ・・・。あぁむなし。

+おしまい+